4がつ20にち  春の田舎ちょも
もう田舎の家はないはずちょも。
でも、けんもちくん家族が田舎に出かけると聞いたので、ちょもたちも付いて行ったちょもよ!!

ギィ…
ちょも「ついたちょも〜」
サオトメ「長い時間トランクにいたから疲れたです。」

ムー太とメー子が6年間暮らした田舎の家は取り壊されて更地になっていました。
ちょも「向こうに何かあるちょも!」

サクサク
ちょも「これは何ちょもか?」

ちょも「あっ!」
サオトメ「何ですか?」

ちょも「バイク小屋ちょも!」
サオトメ「そんな…」

ちょも「さみしいちょもね」
サオトメ「うっ…」

サオトメ「うわぁーん!」

サオトメ「ボク久しぶりに田舎にきたのに…」
ちょも「サオトメ…気分を変えて、山に冒険に行こうちょも!」
サオトメ「はい!」

田舎の山や田んぼはまだ雪景色です。今年は山にはまだ誰も訪れていないようですね。
山の動物たちも、まだ冬眠しているでしょうか?

雪解けで川の水が増えています。

パラパラ…
けんもち「爺ちゃん。田舎の山だよ…」
けんもちくん家族が田舎に来た理由は昨年亡くなったお爺さんの散骨でした。

ちょも「・・・・・」

サオトメ「ボクお花を流しました。」
ちょも「サオトメ。良い事をしたちょもね。」

ちょも「流れて行ったちょも。」
ザザッー

サオトメ「冒険開始です!」
ちょも「サオトメ坂を走っちゃ危ないちょも!」

ちょも「あれ?」

ちょも「あれは何ちょもか?」
サオトメ「ちょもさん。どうしましたか?」

ちょも「可愛いお花がいっぱいちょも!」
サオトメ「崖に咲いていますね!」

ちょも「記録するちょも!」
カシャ

ちょも「発見ちょも!」
サオトメ「?」

ちょも「道路の割れ目からニョキニョキ出ているちょも!」

サオトメ「本当です!ツクシさんもいました!」

サオトメ「ちょもさんばかり発見しています!ボクも発見したいです!」
ちょも「サオトメ♪」

サオトメ「洞窟を発見です!」
たくさんの穴が開いていますね!

サオトメ「もしもーし!誰か住んでいますか?」

ちょも「サオトメ!それはカエルと蛇の穴ちょもよ!」
サオトメ「えぇーっ?」

サオトメ「洞窟発見です!」
ちょも「サオトメよく見つけたちょもね!調査開始ちょも!」

ちょも「サオトメ!気をつけるちょもよ!」
7年前にちょもが発見した洞窟に似ていますね。

7年前のちょも

サオトメ「また発見です!」
ちょも「大冒険ちょも♪」
カシャ

サオトメ「ボクここ見覚えがあります!」
ちょも「ちょもはこの橋から見える風景が好きちょもよ。」

ザザッー
ちょも「昔話の世界みたいちょも。」

サオトメ「ヤッホー!」
ちょも「冒険終了ちょも。車に戻ろうちょも。」

家があった場所まで戻り、唯一残った松を見ていると。
ちょも「あっ!猫がいるちょもよ!」

サオトメ「あっ!逃げちゃったです!」
ちょも「松は遊び場所になっているちょもね。」

メー子のお友達だったお隣さんの猫は11匹に増えていました。

猫「ミャー(メー子ちゃんは元気している?)」
ちょも「元気ちょもよ♪」

ちょも「家がなくてもまた来るちょもね。」

おまけ
けんもちくん家族が旅館に泊まる事を聞いて。ちょもたちも泊めてもらったちょも。

ちょも「この部屋ちょもね!」

ちょも「やっと休めるちょもー!」
すたたたった
サオトメ「ちょもさん待って!わっ!」

サオトメ「ちょもさん!まだ休むの早いですよ!」
ちょも「〜♪」

ちょも「どうしたちょもか?」
サオトメ「宿泊のお礼していませんよ!」

ちょも「ちょもたちも泊めてくれてありがとうちょも!」
サオトメ「お世話になります!」

サオトメ「お菓子一つしかないです!」
ちょも「サオトメが食べていいちょもよ♪」
家がなくても田舎はいつでも帰れる場所ちょもね。
大自然の冒険は最高ちょも!
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