セバスチャンが演奏に悩んでいたなんて知らなかったちょもよ。
ブォ〜・・
セバスチャン「・・・・」
おやっ?セバスチャンがいるスベリ台。どこかで見た憶えがありますね!
ちょも「セバースチャン♪」
セバスチャン「はい?」
ちょも「それ!!」
ドン
セバスチャン「わっ!」
セバスチャン「あわわわっ!」
ちょも「楽しいちょもよ〜!」
ちょも「びっくりしたちょもか♪」
セバスチャン「何をするのですか〜。でも楽しかったですよ♪」
ブォ〜ブボ・・・
セバスチャン「・・・う〜ん」
メー子「小父さんどうしたの?元気ないね!」
セバスチャン「メー子さん」
セバスチャン「実は何故か気持ちよく吹けないんですよ。」
メー子「悩み事?それだったら山に行くといいよ!私も悩みがあると山に行くんだ。」
セバスチャン「メー子さん。ありがとうございます♪」
セバスチャン「山ですか・・・ムッ!!」
ムー太「あのね!この前まで雪が凄くてね!」
ちょも「うんうん!」
セバスチャン「ちょも殿お話中すみません。」
ちょも「何ちょもか?」
ムー太「せばすちゃんさんだ。」
セバスチャン「山に行ってきます。夜には戻りますので。」
ちょも「一人で大丈夫ちょもか?」
セバスチャン「行ってきます!」
ちょも「行ってらっしゃいちょも〜」
ムー太「気をつけてください。」
ムー太「あの人悩んでいるのかな?」
ちょも「山と悩み事が関係あるちょもか?」
セバスチャン「これはまた・・素晴らしい!」
セバスチャン「なんという山里!!メー子さんのおすすめポイントですね。」
セバスチャン「なごり雪ですね。」
セバスチャン「雪解けの川・・」
セバスチャン「・・・自然は素晴らしい。」
セバスチャン「何か吹けそうな気がしてきましたぞ!」
ブォ〜〜〜ッ♪
楽器の先にあるのは杉の花ですよ!花粉を吸い込んでしまいますよ!
セバスチャン「ん?アッ!」
セバスチャン「アーチューッ!!おっと失礼。」
ブォ〜♪
セバスチャン「春です♪」
春に芽吹く大自然の力強さにヒントを得て自然体で演奏できるようになったようですね。
セバスチャン「良いメロディーが浮かんできましたぞ!」
自信を取り戻したセバスチャンは神社の境内で独奏コンサートを開いています。
ブボォ〜ボ♪
セバスチャン「メー子さんありがとう!」
シロカブ「おかえり!」
ちょも「ただいまちょも!」
ちょも「このアタッシュケースありがとうちょも。」
シロカブ「土産に何か仕入れてきただろうな!」
ちょも「開けてみるちょもよ。」
シロカブ「クルミ?!(これじゃ金にならないぞ・・)」
ちょも「ちょも障子を張り替えてきたちょもよ。」
チョッポ「へぇ〜!♪」
シロカブ「おいおいおいおい!」
セバスチャン「私が拾った春の音が聞こえるクルミは素敵でしょ?」
シロカブ「・・・爺さん。ほっといてくれよ。(せめて食える実なら良かったのにな)」
シロカブはお土産の何が気に入らなかったちょもかね?