ちょも「チョッポくん!今日は猫の日ちょも。ピザを取ろうちょもよ!」
チョッポ「ちょも〜。今日は普通のご飯だよ。」
チョッポ「今月は赤字だよ。もう食費がないんだ。」
ちょも「えー!そうちょもか・・でもピザ食べたいちょも〜」
チョッポ「今月はもうお金がないんだよ〜」
シロカブ「なっ!!!」
シロカブ「なんだって!お金がなきゃ飢えちゃうだろ!!」
※シベリア育ちで辛い生活をしてきたシロカブにとってお金がない事は大変な問題です。
シロカブ「おいおいおい!笑顔で『お金がない』なんて言ってる場合じゃないぞ!」
コゲ「何であわてているの?」
シロカブ「コゲ!あの札幌の冬を忘れたのか?!俺たちまた飢え倒れちゃうぞ!!」
コゲ「・・たいへんだ!」
カパ
シロカブ「このジャパンマネー。これで交渉しよう。」
※シロカブはこの一円と物々交換で何とか飢えをしのぐ財産を手にいれようと考えたようです。
コゲ「・・・一円玉?」
シロカブ「その飴一円で買うよ!いいだろ?」
くり坊「おかねだ!」
ペン太「すごーい!」
シロカブ「フフ」
シロカブ「飴じゃまだ飢えをしのげないな・・」
くり坊「あめは、じゅうえんするんだよ。」
ペン太「いちえんじゃ、かえないの?」
シロカブ「よう坊ちゃん。この高級なアメとその団子交換しないか?」
コッペ「う〜ん?」
コッペ「う〜ん♪」
シロカブ「どうだい?良い団子だろ?」
シロカブ「これは溶岩石だぞ。」
チョロ「あっ!チョロが無くした長〜い人だ♪」
シロカブはこうして次々と物を交換して行きました。
そして。
ちょも「物々交換はうまくいったちょもか?」
シロカブ「・・・・・」
シロカブ「まぁ見ろよ。」
ちょも「一円玉が一枚だけちょもか?」
シロカブ「あぁ。」
シロカブ「・・・なんでこの家の連中はお金を持っていないんだ?」
コゲ「・・・一円玉?」
チョコ「5円玉まだ持っている?」
じゃがまる「あぁ!ちゃんとこの袋に入っているぞ!」
チョコ「おまもりだもんね♪」
じゃがまる「爺ちゃんがくれた大事なお守りだ!」
チョコ「うんうん♪」
シロカブ「なぁちょも。5円玉って何だ?」
ちょも「一円玉の五枚分のお金ちょもよ」
シロカブ「一円玉五枚分のお金?」
キラーン
シロカブ「ウゥ〜ッ!」
すたたたった
シロカブ「その5円よこせよーっ!」
チョコ「じゃがまるくん後ろ!」
じゃがまる「むっ!」
『謎の猫』は『シロカブ』と言う名のロシアからきた猫だったちょも!
じゃがまる「うりゃ!!」
シロカブ「わっ!」
ズドーン
シロカブ「ミギャ〜〜〜ッ!!」
じゃがまる凄い!突然襲ってきたシロカブを柔道の『一本背負い』で投げました!
ピクピク・・
シロカブ「・・・・」
シロカブ「Боже! 」
シロカブ「Я!!」
ちょも「大丈夫ちょもかー!?」
シロカブ「取り乱した・・Извините(ロシア語:ごめんなさい)」
※お金がない事に慌てて飢えの恐怖から取り乱してしまったのですが、今の衝撃で正気を取り戻したようですね。
シロカブ「悪気はなかったんだ。」
じゃがまる「・・・・」
じゃがまる「いいって。」
じゃがまる「帽子逆さまだぞ。」
じゃがまる「これでよし!」
シロカブ「スッ!Спасибо!(ロシア語:ありがとう)」
じゃがまる「つい本気で投げちまったぞ。オマエ大丈夫か?」
シロカブ「Да.(ダー)」
ちょも「じゃがまる優しいちょもねー。」
コゲ「・・・・シロ」
じゃがまるってやっぱり凄いちょもね〜!コゲはシロカブと以前からの知り合いのようですが、それはまた別のお話で。