1がつ10にち  寝台特急の旅ちょも
旅行に連れてっ行ってもらう事が多いちょもが、今回は何と!寝台特急で旅行するちょもよ!!
何でも夜通しで走る列車で、寝ている間に目的地に到着するって聞いたちょも!今から楽しみちょもよ!!


チョッポ「おみやげよろしくね〜!」
サオトメ「いっぱい買ってきます♪」
ちょも「車じゃないからお土産は少なめちょもよ。」
チョッポ「そうなんだ。残念だね〜」


ダイフク「ブルートレインの旅行だなんて素敵だね♪」
サオトメ「これがチケットです!ちょもさん!もう一度チケット見せてください!」
ちょも「出発まで何回みるつもりちょもか〜?」
ダイフク「ウフフ♪」


サオトメ「一号車です♪」
ちょも「個室ちょもね!でもちょもたち猫は、見つかったら放り出されちゃうから車掌さんには気をつけるちょもよ!!」
サオトメ「はい!」


ちょも「東京駅に出発ちょも!」


ボストンバッグにちょもとサオトメを隠して東京駅の10番ホームに時間に余裕をもって到着。
発車の定刻10分前になると寝台特急『出雲』号がホームに入線してきました。
自分の乗る1号車-個室3番を確認して入室。
暫くすると車掌さんがやって来て検札をし部屋のカギと記念タオルを手渡してくれました。


さっそく今夜の宿となる部屋の設備を確認します。
大きめのソファシートの上には寝具と浴衣が置いてありました。
出入り口の扉の上には荷物置き、壁にハンガー、テーブルの下に洗面台、枕もとにエアコン+照明装置などが設置されていました。
東京から兵庫県の香住まで、およそ10時間の旅がいよいよ始まります。


あれこれ撮影しているうちに列車は東京を出発。
ゴゾゴソ
ちょも「くるしいちょも〜」


ちょも「もう出てもいいちょもよね?」
サオトメ「ちょもさん!ここ個室の中みたいです」


ちょも「ちょもたちの事忘れていたちょもね!」
サオトメ「酷いです!」


サオトメ「ブルートレインのソファはフカフカです♪」
ちょも「部屋の外も探検してこようちょもよ!」
サオトメ「はい!」


けんもち「車掌さんに見つからないように気をつけるんだよ」
ちょも「わかっているちょもよ!」


すたたたった
サオトメ「あははははっ!廊下が揺れています!」
ちょも「サオトメ!待つちょもよ〜!車内で走ると危ないちょもよ!」


コツコツ
ちょも「ちょもちょもよ〜!開けて欲しいちょも!」


ちょも「ふぅ!楽しかったちょも!」
サオトメ「車掌さんに見つかるところでした!」


サオトメ「わっ!」
ちょも「サオトメは相変わらず段差が苦手ちょもね」


夕食を食べてから時間がたったのでお夜食タイムにしました。


ちょも「おやつなんて家から持ってきたちょもか?」
サオトメ「出発前にキヲスクで買ってもらいました!」
ちょも「しっかりしているちょもね!」


サオトメ「ちょもさん!これ開けてください!!」
ちょも「けんもちくんも食べるちょもか?」


東京を出発してから一時間ほど過ぎ、外の景色も序所に都心から離れるにつれ光が少なくなってきました。


ちょも「ボーっ」
サオトメ「・・・」


けんもち「ちょもーそろそろシートを倒して横になって眠ろうか?」
ちょも「ちょもたちが準備するちょもよ!」
サオトメ「まかせてください!」


ソファーのひじ掛けの部分を折り畳むとソファーの背もたれが後方へ移動します。
サオトメ「おもたいです!」
ちょも「がんばるちょも!」


レバーを操作するとベッドが少し横へ移動する仕組みになっています。
サオトメ「よいしょ!」


ベッド柵を引き出して設置したらシートからベットに変形完了です。
ちょも「なんかおもしろいちょも!」


ちょもたちのおかげで何時でも眠れる準備が整いました。


ちょも「明日は朝が早いから、そろそろ寝るちょもよ」
サオトメ「はい!」


ちょも「おやすみちょも〜」
サオトメ「電気消してください。」


室内灯を消すと窓の外が良く見わたせます。ボーッと夜空を見上げていると声が聞こえてきました。
ちょも「ボソボソ・・ここはどこちょもかね?」


一度寝床についたものの、どうやら興奮して眠れずに車窓を眺めているようです。
サオトメ「駅を通過しています」
ちょも「だれもいないちょもね」


サオトメ「ビルです!」
ちょも「また大きい町についたちょもかね?」
そうこうしているうちに何時の間にかちょもたちは眠りにつきました。


朝6時58分。定刻に香住駅に到着しました。再びちょもたちをボストンバッグに詰めホームに下ります。


ちょも「ちょもたちが居た部屋ちょもね!」


兵庫県香住駅〜カニで有名な町です。それにしてもホームや駅の改札を始め屋根上までカニだらけです!
今日の旅の第一の目的地である『餘部鉄橋』の看板がありました。


ちょも「列車がくるまで退屈ちょもね〜」


山陰本線に乗って餘部駅に向かいます。
ここはお隣の鎧(よろい)駅。下車してみたいですが電車の本数が少ないので今回はパス。
そしてトンネルをいくつか過ぎるといよいよ餘部鉄橋です!


ちょも「海ちょも!」


ガタガタガタ
サオトメ「ちょもさん!この列車すごく高いところを走っていますよ!」
けんもち「降りるよ〜。ちょも急いで!」


ちょも「ここで降りて良かったちょもか?雨と雪が降っているちょもよ!」
サオトメ「駅員さんも誰もいません!」


餘部(あまるべ)駅〜無人駅です。地元の方が雪かきをしているのでしょうか?ホームの雪がのけてあります。
天気が悪く気温も低い朝でしたが、鉄道ファンのカメラマンが数人ホームの端で撮影をしていました。


先程から、ちょもたちの姿がみえませんね・・あれ!こんな所に!!


ブルブルブルブル
ちょも「さ〜む〜い〜ちょも〜!」
サオトメ「ちょもさん!ボク寒いです!」


ちょも「ちょもたちはここで休んでいるちょも!鉄橋冒険はパスするちょもよ!」


うす暗い空と日本海。みぞれ気味の冷たい雨と風。誰もいない駅。
とても寂しい気持ちになってきます。


鉄橋撮影ポイントから餘部鉄橋を撮影。今回の旅の目的の一つは無事果たせました。
次の電車まで時間があるので餘部集落へ降りて探索することにしました。


町のどこからも鉄橋がみえます。


民家の真横に鉄橋があります!私の目には何か不思議な景色に映りました。


餘部鉄橋
昨年の11月下旬インターネットで「餘部鉄橋架け替え(強風時にも列車の運行を可能にする為)」というニュースを偶然みかけました。
その日から突然「行ってみたい!」という気持ちが湧き、寝台特急出雲を利用しての今回の山陰地方への旅行を計画しました。
ちょもたちは寝台列車と鳥取砂丘(大きな砂場遊び)が目的でついて来たようです。


そろそろ次の目的地の『鳥取』に向かう列車が来る時刻です。


サオトメ「次に行く砂丘ってどんなところなんですか?」
ちょも「砂丘は大きい砂場の事ちょもよ!」
サオトメ「本当ですか!スコップを持ってくれば良かったですっ!」


車掌「浜坂行きまもなく発車しま〜す!」
ちょも「この列車に乗るちょもよ!待つちょもー!ちょもたちも乗せてほしいちょも〜!」

寝台列車は窓からの景色がキレイで最高だったちょも!
旅はまだまだ続くちょも!後編も見て欲しいちょも!


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