ちょもを騙すつもりが逆にタヌキ(ボス)に騙されていたとはビックリ!
チョモスケ「タヌキになるにはコツがいるんだよ♪」
チョモタロウ「今日はみんなでタヌキになるんだよ♪」
ちょも族の中でも「タヌキごっこ」に無中な子たちが集まりました。
わいわい!
じゃがまる「オイラが育った村ではタヌキは神様みたいに偉い人だったぞ!」
ちょも「本当にタヌキになれるちょもかね?」
クタくんもはりきっているようです。
クタ「クーン♪」
チョロ「チョロわくわくしてきたよ♪」
サオトメ「ボクもです!」
チョコ「ボックスくんみたいになれるかな〜」
ちゃちゃまる「ドンみたいに大きいタヌキっているのかなぁ?」
ドン「たぶんいるのです」
チョモタロウ「まずは頭の上に葉っぱをのせるんだよ!これは桜の葉だよ♪」
チョッポ「うんうん!」
チョモスケ「好きな葉っぱを乗せたら呪文をとなえるんだよ!」
チョロ・チョコ・クタ・サオトメ「うん!うん!」
チョモスケ「頭の中でタヌキを強くイメージしてね♪」
チョモタロウ「いくよっ!タヌキに変化(へんげ)♪」
チョモスケ&チョモタロウ「ドロン!!」
パッ!
チョモスケ「どうだい?ボクたち変化したかい?」
チョモタロウ「かっこいいでしょ?」
うわぁーっ!
ちょも「たっタヌキになったちょもよ!!」
チョコ「あれっ?(ボックスくんと似ていないよ?)」
チョモスケ&チョモタロウ「それじゃ変化を解くよ♪それっドロン!!」
チョモスケ「向こうに葉っぱを置いておいたよ!」
チョモタロウ「好きな葉っぱで呪文を唱えてみてね!」
早速ちょもたちはタヌキに変化する葉っぱ選びを始めました。
ちょも「どれにするちょもかね〜」
サオトメ「葉っぱが、たくさんあるので迷います!」
チョッポ「ちょもはもう決めた?」
ちょも「まだちょもよ〜」
クタ「ク〜ン!」
クタくんは決まったみたいですね。
チョロ「どれにしようかな〜」
ちょも「クタくんは紅葉ちょもか!」
クタ「ク〜ン♪」
サオトメ「ボクいちょうの葉にしましたよ!」
チョコ「いいね〜」
チョコ「チョコは桜の葉にしようっと!」
ちょも「ちょもは桜の葉にしたちょもよ!」
じゃがまる「オイラどんぐりの葉にしたよ!」
ドン「ドンはほおの葉にしたのです♪」
ちゃちゃまる「ちゃちゃがえらんだこの葉っぱは何?」
ドン「ちゃちゃくんのは柿の葉なのです」
ちょも「みんな準備はできたちょもか?」
うん!
ちょも「それじゃ変化の呪文を唱えるちょもよ!」
チョロ「カエデの葉っぱでタヌキに変化♪」
サオトメ「ドロン!」
クタ「キューン♪」
チョッポ「ドロン♪」
チョコ「ボッ!」
ドン「ドロンなのです♪」
ちょも「ちょもも変化!どっ・・」
ちょも「はっ鼻がムズムズするちょも!ハッハッ!」
ちょも「ハックション!!あ〜あ!葉っぱが落ちちゃったちょも・・」
ちょも「もう一度やりなおすちょも・・あれ?」
ちょも「こんなところに柿なんて置いてあったちょもか?」
ちょも「あれ?みんなどこちょもか?」
ちょも「あれ?みんながいないちょも!」
ちょも「みんなが消えちゃったちょもーっ!!」
ちょも「もしかして呪文を間違えて消えちゃったちょもか?」
ちょも「みんなどこちょもかー!!」
チョロ「・・・」
チョロ「ちょも捜しているよ♪」
サオトメ「ちょもさんかわいそうです!」
じゃがまる「なんだか気の毒だな」
チョロ「チョモスケくんたちが言ったんだもんチョロ悪くないもん!」
じゃがまる「こんな仕掛けの「かくれんぼ」ちょもが気づくかオイラ心配になってきたぞ」
サオトメ「ちょもさん後ろ見てください!」
チョコ「・・・(ちょも〜)」
ちょも「みんなどこに行ってしまったちょもかー!」
ちょも「みんなー!返事をするちょもよ〜!!」
ちゃちゃまる「ちゃちゃはかくれんぼ得意だもん♪」
ちょも「みんなぁ・・うっぅ」
じゃがまる「ちょも泣いているんじゃないか?」
ちょも「ちょもを置いていなくなっちゃったちょも〜」
ポタッポタ・・
柿A「ん?なんか降ってきた!」
柿B「あっ!ちょもが泣いちゃった!ドロン!」
パッ!
チョモスケ「ちょもごめんよ!」
ちょも「うわっ!」
チョモタロウ「ちょっとビックリさせるつもりだったんだよ!」
ちょも「なっな!どうなっているちょもか?」
チョモスケ「初めからタヌキ変化ごっこじゃなかったんだよ」
チョモタロウ「これ「ちょもドッキリかくれんぼ」だったんだよ!」
ちょも「えーっ!かくれんぼ?」
チョモタロウ「ちゃちゃまるたち出ておいでよ〜」
ちょも「えっ?えっー!」
ちゃちゃまる「ちょも兄ちゃんごめんね!」
チョコ「ふぅ〜コタツの中は熱かったよ」
ちょも「ちゃちゃまる!チョコ!」
チョモスケ「チョロたちも出ておいで〜」
ちょも「・・・」
じゃがまる「ちょもごめんなぁ!」
サオトメ「ちょもさんごめんなさい!」
ちょも「チョロ!じゃがまるサオトメ!」
チョモスケ「だいたいタヌキ変化はちょもたちには無理だよ!」
チョモタロウ「そうだよね!ボクたちは出来るけどね!」
ちょも「ムッ!」
ぞろぞろ
ちょも「みんなしてちょもくんを騙していたのか!」
じゃがまる「ちょもくん?」
ちょも「変化!ドロン!」
パッ!
ボス「2人とも悪戯が過ぎるぞ!!」
チョモタロウ「わっ!!」
チョモスケ「ボス!!」
じゃがまる「あわわわっ!」
チョロ「わぁ!!」
ボス「ちょもくんが可哀想ではないか!!」
チョモタロウ「ボス!ごめんなさい!」
チョモスケ「ボス!ちょもにはちゃんと謝ります!」
ちょも「みんなは友達にウソをついちゃダメちょもよ♪エッ?ボスと何時入れ替わったかは内緒ちょも!」
この後もしばらくの間ちょもたちの「タヌキごっこ」ブームは続くのでした。