9がつ20にち  プロレスちょも
今年は秋の運動会のかわりに『第一回ちょも族プロレス大会』を開催することになったちょも
サオトメはセコンドになってはりきっているちょもよ!!


がやがや
サオトメ「ただいまより大会を開催したいと思います!」


サオトメ「試合形式は2対2のタッグマッチです。パートナーとはタッチをすれば交代できます。」
 「ルールは両肩をマットにつけて3カウントを取るフォールが基本となります。」


サオトメ「他にギブアップ、レフェリーストップ、KO、20カウント以内にリングに入らない場合はリングアウトになります」


サオトメ「実況解説はダディさん、ウッティさんです」
ウッティ「よろしくお願いします」
ダディ「こちらこそ」


サオトメ「青コーナー!カナダの荒れる猛獣ダビッドソン&ミスタービッグボディ・ドン選手!」
ダビッドソン「ウィアー!!」


サオトメ「赤コーナー!ちょもK-1王者ちょもらんま&俊足の貴公子チョロ選手!」
ちょも・チョロ「いぇーい♪」


ダディ「両者激しいにらみ合いです!!」
ダビッドソン「激流の鮭のようにしてやるぜ!」
ちょも「わかんないけど負けないちょも!」


ちょも「せいせいどうどうちょもよ!」
ダビッドソン「望むところだぜ!」


ダビッドソン「ドンはジョニー(友人のクマ)と同じで力持ちだ!相手を押せば勝てるぞ!」
ドン「自信ないのです」


ちょも「はじめはちょもが行くちょもよ!」
チョロ「わかったよ!次チョロね♪」


ダディ「いよいよ第1試合が始まりますね!」
ウッティ「好カードですね!どんなドラマが生まれるのか今から楽しみです!」


サオトメ「ファイッ!!


ちょも「えい!やー!」
ダディ「おーっと!ちょも選手いきなり『回し蹴り』をキメたー!


ダビッドソン「ドンあぶねー!」


ちょも「ドン!すきだらけちょも!」
ダディ「ちょも選手早い!この体勢は・・


ちゃちゃまる「ちょも兄ちゃん!はやいやっ!」
ダイフク「ちょもすごい!」


ダディ「『腕ひしぎ固め』かぁーっ?!
ドン「何をするんですか!」


ドン「いたっ!」


ちょも「この技で決めるちょも!」
ダディ「ちょも選手すかさず技を切り替えました!」
ウッティ「スピーディな攻めですね!」


ダディ「これは柔道の『背負い投げ』の組方ですっ!」


カメヨ「そのまま投げるのよ!!」
タオ「リーダー行けます!」


ダビッドソン「ドンそのまま前に倒れろー!!」
ドン「うん!」


のしっ
ちょも「うわっ!」


チョコ「ちょもが倒れた」
じゃがまる「やべぇ!ちょも背中ついちまったぞ!」
ダディ「ちょも選手痛恨の『フォール』!カウント入る!
サオトメ「ワン!


ダイフク「ねぇダディ!このままだとちょも負けになっちゃうの?」
ダディ「ミッシェル!ボクは実況忙しいんだから」
サオトメ「ツー!


サオトメ「ス・・
ちょも「まだ負けないちょも!」
サオトメ「ちょも選手再び起き上がりました!そしてドン選手に対して何か攻撃を与えているようです!」


ちょも「こちょこちょこちょ!」


ダディ「これは!ちょも選手『くすぐり攻撃』で押さえ込みから逃れようというのかーっ?!」
コチョコチョ


ドン「うふふふふっ!!
ちょも「よし!技が外れたちょも!」


ちょも「今がチャンスちょも!」


ドン「うふふふっふふ!!」
ダディ「ちょも選手このままフォールにいったぁー!」
ちょも「なかなかドンの両肩がつかないちょも!」


ボビー「アニキ!このままじゃ負けちゃうよ!!」


ウッティ「これはこのまま決まりそうですね!」
ダディ「どうなるかわかりませんよ!」
サオトメ「ワン!


サオトメ「ツー!


ダビッドソン「ドン!チェンジ(交代)だっ!」
ダディ「うまい!尻尾にタッチ!ドン選手ダビッドソン選手と交代です!」


ちょも「うぅ〜もうちょっとだったのに〜残念ちょも!」


ちょも「こっちも交代するちょも!」
チョロ「まかせてよ♪」


カメヨ「ナイスファイトだったわ!」
ちょも「そうちょもか〜」
タオ「リーダーの連続技たいへん参考になりました!」


ボビー「アニキ!黄金の右手でやっつけろー!」


ダビッドソン「くらえー!」
ダディ「出たぁーっ!伝家の宝刀!!『ウエスタン・ラリアット』ーっ!!
チョロ「うわっ!」


ブン
チョロ「えいっ!」
ウッティ「さすが俊足のチョロ選手!不意の攻撃もなんなくかわしました!」


ダビッドソン「俺の高速ラリアットを避けただとぉ?!」


ブン!ブン!ブン!
ダビッドソン「何だ?全然あたらねー!」
チョロ「こっちだよ!」


ダビッドソン「えーいっ!チョロチョロとすばしっこい!!」


チョロ「だってボクチョロだもん♪」


ダビッドソン「こっ!このぉ〜!!」
チョロ「エヘヘ♪」


ダビッドソン「もらったぁー!」
チョロ「えい!」


ボビー「アニキ!」


ガッシャーン
ダビッドソン「OUCH !」
ボビー「NO !」


サオトメ「場外!カウント1!2!3!4!・・


サオトメ「20!・・勝者ちょもチーム!
チョロ「やった!」


ちょも「勝利ちょも〜♪」
チョロ「ブイブイー♪」


ウッティ「タッグマッチ第2戦になります」
サオトメ「ファイッ!!


ごん
ちゃちゃまる「いたっ!!」
ダディ「おーっと!いきなりじゃがまる必殺の『ストーンクラッシュ・ヘッドアタック』が炸裂だぁ!!


チョモスケ「おい見たか?」
チョモタロウ「うん!見た見た!ボスがピンチだ!」


チョモスケ「ボス!」
チョモタロウ「ボス!」
サオトメ「ちょっと!選手意外はリングに立ち入らないでください!」


ウッティ「謎のレスラーが乱入してきましたー!」
ダディ「正に下克上!地獄絵巻のリング上です!!」


チョモタロウ「ボスに何をするんだ!」
チョコ「えっ?何なに?」


ウッティ「この試合どうなってしまうのでしょうか?」
ダディ「まったく予測がつきませんね〜ハイ。」


ダディ「謎のレスラーがチョコ選手に『キャメルクラッチ』をキメたぁー!
ウッテイ「キレイに決まっていますね!これは苦しいでしょう!」
チョコ「ウグッくるしぃ〜〜!」


チョモスケ「タロウのやつ頑張っているな!ボクも負けないぞ!」


チョモスケ「これでどうだ!」
グイッ
じゃがまる「なっなにしやがるんでい!」
ダディ「謎のレスラーがじゃがまる選手の尻尾をつかんだぁー!これは反則技です!
ウッティ「これはいけませんね!尻尾はちょも族の弱点ですから」


チョモスケ「ボス平気ですか?こやつらは自分らが取り押さえます!」
ちゃちゃまる「ん?ボクちゃちゃだよ?」


チョモタロウ「スケ!あっちの白いのも怪しいぞ!」
チョモスケ「わかった!」


チョモスケ「こら!われらのボスに何をする!!」
ダイフク「うわぁ!」


ダディ「この試合は無効試合になりそうですね!」
ウッティ「大会そのものの続行が難しくなってきました!」


チョモスケ「ボス!お身体にお変わりはありませんか?」
ちゃちゃまる「ボクはちゃちゃだよ!」


こつん
チョモタロウ「んっ?」


チョモタロウ「ボス!!!じゃあリングにいるこの人は?」


チョモタロウ「スケ!この人はボスじゃないぞ!」
チョモスケ「何だって?」


チョモタロウ「あの〜あなた様は?」
ちゃちゃまる「ちゃちゃだよ!!
ウッティ「チョコ、じゃがまる、ダイフク選手は負傷して退場。ちゃちゃっまる選手のみ決勝進出です」


ダディ「いよいよ決勝ラウンドです!」
ウッティ「負傷したダイフク選手に代わりましてチョッポ選手がパートナーとして参加した模様です」
サオトメ「ファイッ!!


ヒナ「チョロくんお外であーそぼ♪」
うめ吉「キャンキャン!」


チョロ「いいね〜♪」
ちゃちゃまる「お外でカンけりしようよ♪」


サオトメ「リングから降りる事は途中退場すなわち試合放棄になりますよ!」
ちゃちゃまる「いいよ!プロレスごっこもうあきたもん!」


サオトメ「パートナー試合放棄で急遽シングルマッチに変更します!両者かまえてください!ファイッ!!


ちょも「とうっ!やっー!」
ダディ「おーっと!ちょも選手いきなり『ハイキック』の連打だぁー!!
ウッティ「ちょっと待ってください!チョッポ選手が不思議な動きでキックを流しています!!」


















数時間経過


フラフラ
チョッポ「おかえり〜」


チョッポ「あっ・・ごはんつくらなきゃ・・」


パール「まぁ!チョッポさん!!」
サリバン「そのお顔どうなされたのですか?」


チョッポ「ちょっと・・・なんだっけ?みんなで何かしていたような・・?」


ムームー「まーまー何があったのか知りませんが、花の匂いでも嗅いでください!」


ムームー「心が落ち着きますよ〜」


チョッポ「うぅ〜〜〜〜〜〜っ」


チョッポ「にゃにゃにゃにゃっ!!」
チューチュー


ムームー「うわっ!」
パール「チョッポさん!いったいどうなされたの?!」
サリバン「坊ちゃまや旦那様が心配です早くお部屋に!」


チョッポ「んにゃ?」


チョッポ「ペッ!・・不味いなぁ」
ムームー「チョッポさん!酷い!」


チョッポ「・・あれ?何しているんだっけ・・?」


チョッポ「あっ・・ごはんつくらなきゃ・・」
ムームー「うわーん!」


ムームー「あんまりだぁ〜」


サリバン「坊ちゃまー!旦那様ー!」
パール「ミッシェル!伯父様!」


パール「これは?ななっなんですの?!」
シラタマ「みんなが倒れているよ!」


パール「ちょも様!!」
ちょも「うぅ〜・・チョッポくんが野生化して・・みんなが・・」
サリバン「もう喋らない方がいいです!」
シラタマ「凄いケガだ」


こうして第一回ちょも族プロレス大会は終幕しました

大会は大惨事になってしまいました・・ちょも!みんな!早く手当てしあげなくっちゃ!


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