7がつ13にち  虫歯ちょも
ちょも族はみんなお菓子が大好きちょも!
でも虫歯の子はいないちょもよ!


じゃがまる「このせんべえオイラ大好きなんだ!うめえから食ってみ?」
ダイフク「うん!ちょっとショウユ臭いけど食べてみるよ!」


バリッ!
じゃがまる「もぐもぐ・・やっぱりうめぇなぁ!!」


バリッ!
ダイフク「がりがり・・」


ダイフク「いたっ!


じゃがまる「ダイフクくんどうかしたかい?」
ダイフク「せんべえ噛んだら、なんか歯が痛いんだ・・」


じゃがまる「やわらかくて甘いものばかり食べ過ぎだからだ!もっと硬いもの食べなきゃ!」
ダイフク「うぅ・・歯が痛いよぉ〜」
じゃがまる「ちょっとオイラに歯みせてみ!」


ダイフク「あっ〜〜・・・」
じゃがまる「う〜ん・・あっ!奥歯がなんか黒いぞ!!」


ダイフク「えぇ!!ボク虫歯かなぁ・・」
じゃがまる「かもな!オイラは歯が丈夫なんだ!見てみ!」


     にっ♪
じゃがまる「どうだ!!」


ダイフク「WHAO!良い歯並びだね!」
じゃがまる「いつも爺ちゃんにも褒められたんだ!」


ダイフク「あ〜痛いよ・・」
じゃがまる「ダイフクくん。お医者に行ったほうがいいんじゃねえの?」
ダイフク「うんそうするよ」


ダイフク「爺や!爺やーっ!」


すたたたっ!
ダイフク「サリバン爺。急に呼んでごめんね・・いたたっ!」


サリバン「ミッシェル坊ちゃまいかがなさいましたか?」


ダイフク「実はさっきから歯が痛くて・・サリバン爺お医者を呼んでよ」
サリバン「歯でございますか!それは一大事でございますな!では急いで連絡します!」
ダイフク「たのんだよサリバン爺」


すたたたっ!
サリバン「旦那様大変です!ミッシェル坊ちゃまが!」
ダディ「息子がどうかしたのかい?」
サリバン「虫歯になられたようです!」


     えっ!
ダディ「それは大変だ!直ぐ医者に来てもらうよう連絡しよう!」
サリバン「はい。お願いします旦那様!」


プルルルルッ♪
ダディ「・・・・」


かしゃ
ダディ「もしもし?うちの息子が虫歯で・・」
受け付け「当医院は内科・小児科ですのでおかけ直しを」
ツーッツーッツーッ


エッ?
ダディ「・・・切られてしまった」


プルルルルッ♪
ダディ「今度こそ!」


かしゃ
ダディ「もしもし?うちの息子が虫歯で・・」
受け付け「当医院は眼科・耳鼻科ですのでおかけ直しを」
ツーッツーッツーッ


エッ?
ダディ「・・・また切られてしまった」


ダディ「すまないサリバン。ボクには電話は難しかった」
サリバン「旦那様・・おいたわしい」
おーほっほほっ!


ダディ「おやミハエルくん・・いやパール!」
パール「伯父様どうなさいましたの?すいぶん電話をおかけになっていられましたが?」


ダディ「実はミッシェルが虫歯になってね」
パール「まぁ!あの子ったら!甘いものばかり食べているからですわよ!」
ダディ「すまない。ボクも甘いの好きなんだ」
パール「伯父様・・」


パール「サリバン!ハーバード大学のサムソン医師に連絡なさい!」
サリバン「はい!分かりました!」

その頃

チョッポ「・・これで良しっと!」


チョッポ「しばらく横になっていれば痛みも退いてくるよ!」
ダイフク「ありがと〜」


ダイフク「ちょっと楽になった気がするよ〜」


どたばたっ
ちょも「おやつの時間ちょも〜♪」
チョロ「コロンおいしいんだ〜♪」
ドン「うふふふふ♪」


がやがや!
チョコ「桃ゼリーはチョコのね!」
ウッティ「私はグレープフルーツね!」


ダイフク「いいなぁ・・」


チョッポ「ダイフクくん!2〜3日はがまんしなきゃ」
ダイフク「う〜ん・・ちょもー!


ちょも「ダイフク呼んだちょもか?」
シラタマ「お〜いダイフクー♪」


ちょも「ダイフク寝込んだりして、どうかしたちょもか?」
ダイフク「・・ちょも〜」


シラタマ「ボクが買ってきたゼリーのおやつだよ!」


ダイフク「すごく食べたいけどボク虫歯で食べれないんだ・・ 」
シラタマ「えー!虫歯?!」


ちょも「シラタマ向こうで食べようちょもか」
シラタマ「・・そうですね」
ダイフク「ちょも〜!」


ダイフク「ちょも〜!ボクも食べたいよ〜!」
ちょも「ちゃんと虫歯治ったら一緒に食べるちょもよ〜!」


チョッポ「虫歯治るまでダイフクくんにはおかゆ作ってあげるからね」
ダイフク「え〜っ!おかゆやだなぁ・・」
チョッポ「ちゃんと美味しくコンソメ味にしてあげるから!ねっ」


     にっ♪


ダイフク「ムッ!(チョッポくんも歯がキレイだなぁ)」
※今のダイフクにはチョッポくんの顔が変わって見えたようです。


ゴロン
チョッポ(ん?ダイフクくんの機嫌そこねたかなぁ?)

ちょもたちはおやつの時間のようです

わいわい!


チョコ「桃だよ!冷た〜い♪」
シラタマ「ボクはコーヒーゼリーが好きなんだ!」


ドン「このコーヒー牛乳プリンはドンのなのです!」


ウッティ「ちょもくん!そのグレープフルーツ一緒にたべよう!」
ちょも「うん!いいちょもよ!」


チョコ「ちょもも早く食べなよ〜♪」
ちょも「ウッティちゃんの次ちょも」
チョロ「いたっ!


ころころ
チョロ「わ〜ん!コロン落としちゃった〜!」


ちょも「チョロどうしたちょも?」
チョロ「コロン食べていたら歯が痛くなったんだよ〜!」


ちょも「それは虫歯ちょも!今日はもうお菓子食べちゃダメちょも!!」
チョロ「エーッ!!そんなのやだよ〜!」


チョロ「みんな美味しそうに食べているじゃん!何でチョロは食べちゃダメなのさ!」
ちょも「チョロ・・」


ちょも「とにかくお菓子は没収ちょも!」
チョロ「やだ!やだ!」


ちょも「チョロ!ちょっと歯をみせるちょも」
チョロ「う〜ん・・」


     いー♪
ちょも「あれ?虫歯はなさそうちょもね」
チョロ「ならお菓子食べても良いでしょ?」
ちょも「今日はダメちょも!!」


チョロ「うわぁ〜ん!ちょものばかぁ〜!!!」


ドダダダダッ
ちょも「チョロ!!」


ドン「ちょもードン思うんだけど。チョロはくやしかったんじゃないかなぁ?」
ちょも「えっ?ドンはチョロの気持ちわかるちょもか?!」


ドン「えっへん!ドンにはわかるのです!(なんでわかるかは秘密なのです)」


ガサゴソッ


もぐもぐ・・
ちょも「チョロ!食べちゃダメだって言ったちょも!」
チョロ「いいじゃん!チョロだってみんなみたいに食べたいんだもん!・・あっ!


ちょも「チョロ!どうしたちょもか?!」
チョロ「あっ!歯が抜けたよ〜!!」


ちょも「どれどれ・・・これ虫歯じゃなくて乳歯ちょもよ!」
チョロ「えっ!じゃあチョロお菓子食べてもいいの?」
ちょも「いいちょもよ!」


チョロ「やったー♪」


チョロ「ちょもも一緒にコロン食べようよ♪」
ちょも「うん!」


チョロ「お菓子はみんなと一緒食べると美味しいよ♪」
ちょも「そうちょもね!」

後日

次の日にチョロの抜けた乳歯をベランダから投げたちょもよ
チョロ「えいっ♪」
ポイ!
ちょも「遠くまで飛んだちょもね!」
※上の歯が抜けたときは庭から下に向かって歯を投げると良いとするおまじないがあるようです。

数日後

ダイフクの歯痛は虫歯ではなくて、どうやら精神性の痛みだったようです
ちなみにじゃがまるが見た黒い歯はおせんべえのノリだったみたい
ダディ「虫歯でなくてホントに良かった〜」
ダイフク「ボク嬉しいよダディ!」


パール「まったくもう人騒がせね!サムソン先生に検診のお断りしなきゃいけないじゃないの!」
サリバン「坊ちゃま。病は気からでしたね」
ダイフク「みんなゴメンね」



ドン「ダイフクくん治って良かったね!これあげるよ!」


ドン「どうぞなのです♪」
ダイフク「牛乳プリンだね!いいの?」


ダイフク「ん?なんか書いてあるね。う〜んと・・ボク日本語読めないやぁ」
ドン「『笑顔みせてね!』って書いてあるのです♪」


ダイフク「ドン!ありがとう!!」
ドン「うふふふ!ダイフクくんが笑ってよかったのです!」


ダイフク「嬉しいなぁ!(プリン好きだけど、これからは硬いお菓子も食べなくっちゃ!)」

チョロもダイフクくんも虫歯じゃなくて良かったね!
でも安心しないで!甘いものはなるべく控えなよ〜!みんなお菓子食べ終わったら歯をみがこうね!


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