7がつ15にち  はたらきすぎちょも
最近はおひさまが出るのが早いちょもね。
そんな朝早い時間に窓から帰ってくる猫がいるちょもよ。

ストッ
シロカブ「あらよっと!」

シロカブ「おまえら早起きだな。」
チビ「お勤めご苦労様です。」
タオ「もう朝であります。」

シロカブ「ぜんぜん客がいなくてな。長くねばったけどサッパリだ。」

チビ「顔色が悪いですよ。」
タオ「休息が必要であります。」

シロカブ「ありがとよ。少し眠ってから仕事に行くよ。」
数時間後。

シロカブ「・・・うーん・・・」

シロカブ「ハッ!もうこんな時間かよ!」

シロカブ「仕事に行かないと!」
??「待って!」

チョッポ「シロカブ。今日は仕事を休みなよ。」
シロカブ「おいチョッポ。何言ってんだ?」

シロカブ「それよりオレのスーツ知らないか?」
チョッポ「スーツならコゲがクリーニング店に出しに行ったよ。」
シロカブ「何だって!」

シロカブ「スーツもないんだし。今日はゆっくり休んだらいいよ。」
数時間後。

シロカブ「どうしたら・・・」

じゃがまる「おいシロカブ。チョッポくんに聞いてたけど、おまえ酷い顔だぞ。」
シロカブ「ほっとけよ!」
ダイフク「まだ仕事に行く気なの?」

シロカブ「働かなきゃ食べていけないだろ!」
ダイフク「シロカブ。この家で食べ物に困ったことないでしょ?」

シロカブ「とにかくオレは裸でも仕事に行くぞ!」
じゃがまる「・・・」

ガチャ

シロカブ「おいじゃがまる!何するんだ!それはオレの仕事道具だぞ!」

シロカブ「おいまてよ!」
ダイフク「シロカブ。仕事を忘れて休もうよ。」

シロカブ「ぐぬぬぬぬ・・・ニエット!」

シロカブ「ミギャ―!!

ダイフク「ダメ!」
シロカブ「ニエット!ニエット!」

シロカブ「二トロゲミニャ!」
シロカブは厳しい環境で生きてきたから働かないと落ち着かないみたいちょも。
仕事に行かせないようにスーツをクリーニングに出すなんて、コゲも大胆なことをするちょもね!
←もどる